こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。
以前の記事で『歯を綺麗に並べるだけではない矯正治療』という記事を掲載させていただきましたが、その記事中に書かせて頂いた内容の『矯正治療は虫歯・歯周病予防に繋がる』と部分にフォーカスをあてて今回は解説させて頂きます。
日本人が歯を失う原因の多くは虫歯と歯周病です。
虫歯が約30%、歯周病が約40%と虫歯と歯周病が原因で約70%の原因で歯を失っている事になります。
私たちの生命活動は、言うまでもなく食べることによって支えられています。
食べるために無くてはならないのが歯です。
歯を失うと食事がストレスに感じ、生命活動で大切な食べることが億劫になってしまいます。
食べる事が億劫になることで、必要な栄養素を摂れず、二次的な病気に繋がると言われています。
よく噛む事は顎を強くし食べ物を細かく噛む事で、消化器官にも優しく食事を摂ることができます。
それが損なわれると消化器官にも悪影響がでてしまいます。
では歯を失わないためにどのような予防・対策が必要なのでしょうか?
とても大切なのが、日々の歯磨きでしっかりケアできるお口の環境づくりです。
歯医者での定期的な歯科検診・クリーニングと、日々の適切な歯磨きをしっかり行うことで、健康な歯を長期的に保つことができます。
この2つは虫歯・歯周病を防ぐためにとても大切な事です。
矯正治療はこの、適切な歯磨きを行うためのお口の環境づくりに貢献します。
歯並びが綺麗に整うと歯に歯ブラシを当てやすくなり、しっかりと歯に残った食べ残しや汚れを除去できるようになります。
そして、歯並びが綺麗になるとご自身の『歯への健康意識』が皆さん高まります。
歯への意識が高まると定期的に歯医者へ歯科検診に足を運ぶようになります。
このようにして、歯へ対しての健康意識が高まり、しっかり歯をケアしようと認識する事も矯正治療の良いポイントだと言えます。
矯正治療で歯並びが綺麗になる事は、長期的に歯の健康を守ることに繋がります。
虫歯・歯周病の原因は『プラーク(歯垢)』です。
プラークはお口の中にいる菌が付着し増殖した物、つまり細菌の塊です。
プラークは時間が経つと唾液の成分と混ざって、石のように硬くなります。
これが「歯石」です。歯石の表面はでこぼこしており、プラークが更に溜まりやすい状態になります。
プラークや歯石が多い口腔内は細菌にとって住みよい環境になり増殖し、歯に対して穴をあけたり、骨を溶かしたりします。
これが虫歯・歯周病です。
この恐ろしいプラークを作らないためには、日々の適切な歯磨き(ブラッシング)がとても重要です。
歯医者での歯科検診・クリーニングも大切ですが、やはり毎日行うケアこそ、しっかり行うことで健康な歯を守ることになります。
この毎日の適切な歯磨きを行うために、歯並びはとても重要です。
歯並びがガタガタしていると食べ残しが歯の間に残ってしまいプラークの原因になってしまいます。
ご自身のケアだけでは除去しきれずに、歯を失う原因の虫歯・歯周病に罹患しやすい口腔内であると言えます。
歯を失う原因でもっとも多い虫歯・歯周病。
これをしっかり予防するためには定期的な歯医者での歯科検診・クリーニングと日々のケア、歯磨きが大切です。
矯正治療が虫歯・歯周病予防に繋がると言われているのは、歯への健康意識が高まり、定期的に歯医者へ検診に通う意識が高まる事と、ご自身の歯磨き(ブラッシング)がより効果的なものになり、虫歯・歯周病の原因である食べ残し・プラークを除去しやすくなるというメリットが矯正治療にはあります。
結果的に矯正治療を受診し、歯並びが改善した患者さまは健康的な口腔内を保ち、虫歯や歯周病の罹患率が低いように感じます。
矯正治療は治療期間も長く、費用も掛かりますが、将来的に虫歯や歯周病が原因で歯を失ってしまう可能性が高いのであれば、将来への投資と考えて、矯正治療を検討するのも良いかもしれません。
前述したとおり歯を失ってしまうと健康生活に支障が出てしまい、二次的な病気の原因になってしまいます。
生涯、健康的にストレスなく食事を摂り、元気に過ごすため、矯正治療はとても有効的な治療だといえます。
矯正治療中の歯磨きの仕方や、矯正治療後の歯科検診・クリーニングなどのアフターケアまで、当院でトータル的にサポートさせて頂きますので、気になった方はお気軽に無料相談にご来院ください。
神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘