こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。
最近の日常生活において、スマートフォンは分離できない必需品になっています。SNSや動画視聴、メール等、あらゆるコミュニケーションがスマートフォン一つで完結する世の中になりました。
しかし、その便利さの一方で、スマホ依存が深刻になっており、1日の多くの時間、スマホを眺め続けることで、歯並びにも悪影響をもたらす可能性があるのをご存知でしょうか?
本日のブログ記事では、スマホ依存で起こる「ストレートネック」と呼ばれる姿勢について解説しながら、それが歯並びや噛み合わせにどのように影響を与えるのかを解説させていただこうと思います。
スマートフォンを見る時、大半の人が顏を下に向け、顔を前に出したような姿勢をとっています。
これが1日に何度も繰り返されることで姿勢不良を起こし、その結果ストレートネックと呼ばれる悪い姿勢の状態になることは有名です。
ストレートネックになると、頭部が体の前に出るため、顏面部の骨格や顏面筋にも悪い異常が生じやすくなります。その結果、噛み合わせのずれや、顎の成長にも影響を及ぼすとされています。
ストレートネックが歯並びに与える影響は以下のようなものがあります。
頭が前に出るにつれて下題も前方に滑り出しやすくなります。その結果、上下の歯の噛み合わせがずれる恐れがあります。
唇や頭部を支える筋肉の使い方が偏り、顎に微力な力がかかり続けることで、長期的に見れば歯列の傾きにつながる。
姿勢が悪くなると気道が狭くなり、口呼吸になるケースが多くなります。口内が乾燥しやすくなり、細菌が増殖することによって、虫歯や歯周病の悪化、それが歯並びに悪影響を与える可能性が高まります。
ストレートネックによって頭が前方に突き出た姿勢になると、顎の位置も自然とズレてしまいます。顎がズレると、上下の歯が正しく噛み合わなくなり「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれる状態になることがあります。
不正咬合(歯並びや噛み合わせが悪い状態)になると、次のような影響が出ることがあります。
◇食べ物をうまく噛めない
◇発音がしにくくなる
◇「顎関節症」を引き起こす
◇頬や口元の筋肉のバランスが崩れる
◇顔の歪みにつながる
また、成長期の子どもが長時間スマホを使い続けると、姿勢の悪さが成長途中の顎や歯並びに影響し、将来的に矯正治療が必要になる可能性もあります。
スマホを使うこと自体は避けられない現代ですが、以下のようなポイントを意識することで、ストレートネックや噛み合わせへの影響を最小限に抑えることができます。
◇スマホを見るときは目線を下げすぎず、できるだけ顔の高さに近づける
◇長時間の使用を避け、こまめに休憩を取る
◇デスクワーク中は姿勢を正し、顎が前に出すぎないよう意識する
◇寝る前にストレッチや軽い体操を取り入れ、首や肩の筋肉をほぐす
◇顎の違和感や噛み合わせの変化に気づいたら、歯科医院で相談する
また、歯ぎしりや食いしばりなどの無意識な習慣がある方は、それが姿勢の悪化と相まって噛み合わせをさらに悪化させることがあります。マウスピースを使用するなどの対策も有効ですので、歯科医師に相談してみるとよいでしょう。
スマホと上手に付き合い、口腔環境を守ろう
スマホの使いすぎが姿勢を悪化させ、その結果として噛み合わせや歯並びにまで悪影響を及ぼすことは、意外と見落とされがちです。しかし、日常生活の中で少し意識するだけで、予防や改善につながります。
顎のズレや噛み合わせに違和感を感じるようであれば、まずは歯科医院でのチェックをお勧めします。当院でも、噛み合わせや顎の状態を確認する検査を行っており、必要に応じて矯正治療やマウスピースなどをご提案しています。
まずは、無料カウンセリングでご相談いただけます。
「どんな矯正ができる?」「費用はどれくらい?」など、不安なことを解決しましょう!
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歯科医師 釜口尚弘