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国民皆歯科健診とは?国が導入を推進する歯科健診の重要性

こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。

 

「国民皆歯科健診」という言葉をご存知でしょうか?
内容はわからなくても、発表された当時はニュースにも多く取り上げられ、話題になったのは記憶に新しく、耳にしたことがあるという方も多いかもしれません。

 

日本歯科医師会が国民の歯の健康を維持させるために発足させた『国民皆歯科健診』。
日本では『国民皆歯科健診』の導入に向けての動きが高まっています。

 

今回の記事では、国民皆歯科健診が推進される背景と、歯科健診及び歯科検診の重要性について解説させて頂きます。
歯の健康を守るために、国がプロジェクトとして進める国民皆歯科健診とはいったいどのようなものなのでしょうか?

 

国民皆歯科健診とは?国が導入を推進する歯科健診の重要性

 

国民皆歯科健診とは

2022年に公表された「経済財政運営と改革の基本方針」の中に、「国民皆歯科健診」の導入を検討する方針が大きな話題を呼びました。
目的は健康の増進・健康寿命の延伸で、健康な人が増えることで医療費の削減を目指しています。

 

国民皆歯科健診とは、日本では1歳半~3歳までに義務付けられている歯科健診及び、小学生~高校生まで毎年行われている歯科健診があります。

 

しかし、大学生~大人になると自身の判断で歯科健診を受診する必要があり、そのため歯科健診の受診率が大幅に下がり、歯のトラブルを抱える人が多いのが現状です。
義務付けられている歯科健診を、大学生・社会人にも対象に行いましょうというものです。

 

国民皆歯科健診が導入される背景
健康寿命を延ばす

歯科健診が義務化される1つの理由は、歯科健診によって歯の健康を守ることは、全身の健康を守ることに繋がることが最近の研究で明らかになった背景があります。

 

歯を失ったり、噛む力が弱くなると当然ながら咀嚼が困難になるため、食べられるものが限られてしまい、バランスよく栄養を摂取することが難しくなります。

 

日本国民の8割が罹患していると言われる歯周病も全身に悪影響を与えます。
菌が血管内に侵入することで、脳卒中・心筋伷塞・認知症・骨粗鬆症・高血圧症・関節リウマチ・妊娠合併症などを悪化させる可能性があります。

 

国の医療費負担軽減

日本も2007年に超高齢化社会に突入し、国の医療費負担は増加する一方。
こうしたことから、日本でも歯科健診を義務化することで虫歯や歯周病の予防と早期発見・早期治療へと繋げ、医療費の削減を目指しています。

 

歯の本数が少ないほど全身疾患に対する医療費が高くなるという研究結果があるように、歯の健康を保つことは全身の健康につながります。

 

歯科健診受診率の低さ

日本は先進国の中で目立って低い歯科健診の受診率であることが現状で、80歳時点での平均残存歯数が約15本に留まります。
歯科先進国の北欧やアメリカでは平均残存歯数が約25本という結果が出ており、歯科先進国と日本との差の大きな要因となっていると考えられるのが、定期的な歯科健診の受診率です。

 

世界で予防歯科の意識が高まる中、日本では多くの方が、歯やお口に痛みの症状が現れてから歯科医院を受診しています。
国内の定期的な歯科検診の受診率は、約50%程度に留まります。

 

子供の頃から歯医者さんに通う習慣を身に付け、大学生~社会人になっても歯の健康をご自身で守る、そして高齢になっても健康な歯を十分に残すために推進されている背景があります。

 

歯科健診義務化はいつから?

日本政府は、国民皆歯科健診制度の2025年導入を目指しています。
具体的な導入時期については、今後徐々に開示されていく事になると思われます。今現在(2023年12月時点)で明確な導入時期は定かになっていません。

 

歯科健診が義務化されるといっても、どのような動きになるか不安を抱えることと思いますが、どういう形で歯科健診をうけることになるか、費用負担をどうするかは未定となっています。

 

歯科健診の重要性

日本人が多く罹患している虫歯や歯周病は、初期の段階では自覚症状なく進行していく恐ろしいお口の病気になります。
多くの方が、虫歯や歯周病で歯を失っています。

 

歯を失うとインプラントや入れ歯という歯科治療が必要になり、長期的な治療や多額の治療費が必要で、時間的に経済的にも大きな負担を抱えてしまいます。

 

それを防ぐために注目されているのが予防歯科です。
歯の健康を維持するために、定期的に歯科健診・歯科検診を歯医者さんで受診しましょう。歯の健康は自身の適切なブラッシング・口腔ケアと、歯医者さんでの虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が大切です。

 

まとめ

大人になってから歯科健診を受けていないという方にとって、国民皆歯科健診の導入はご自身の歯の健康を考えるきっかけになると思います。
虫歯や歯周病によるリスクを予防するという点以外にも、健康な歯を守るために定期的な歯科健診・歯科検診は欠かせません。

 

自分自身の歯を残すことは食事の楽しみ以外にも、噛むことによる健康増進にもつながります。
歯医者さんは歯のトラブルを解決する場所から、歯の健康を守るために、歯のプロフェッショナルによる予防歯科を受ける場所に変化しています。

 

歯は失った時にその大切さを認識する方がとても多く、「もっと早くから歯医者を受診するべきだった」とおっしゃる方が多いです。
歯医者として歯を失う事は、どうしても防ぎたいと思うものです。

 

国民皆歯科健診の導入はまだ検討中とされていますが、制度の開始を待たずに、ぜひご自身のタイミングで歯科健診の受診をスタートすることを検討してみてはいかがでしょうか?

 

当院では、虫歯や歯周病の予防、歯のクリーニングからブラッシング指導、患者さまに適した口腔ケアグッズのご紹介など、歯の健康を守るサポートをさせて頂きます。
まずは歯の健康を意識し、一歩踏み出す事が大切です。

 

 
 

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アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘

 
 
 

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