こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。
歯並びが成長によって変わる事はよくある事です。
子供のころは歯並びがきれいだったのに、大人になるにつれに歯並びがガタガタになり、矯正治療が必要になるケースもあります。
子供の頃に歯並びがきれいだったから、生涯矯正治療には縁がないと思われる方も多いのですが、歯並びは成長によって変化していきます。
理由は様々なのですが、良く見るのは顎の骨量の変化によって歯並びが悪くなるケースがあります。顎の骨量が減る事で、歯根を支える土台が弱くなり歯並びが崩れるケースです。
今回の記事では、将来的に綺麗な歯並びを維持するために必要な、定期的な歯医者さんでの歯科検診と歯並びの関係性について解説させて頂きます。
前述したように、歯並びは成長と共に変化していきます。
しかし残念なことに、歯並びが悪い状態から成長と共に歯並びがきれいになる事はほとんどありません。
なぜ成長と共に歯並びが悪くなるかというと、多くは歯周病の影響を受けています。
歯周病はご存じのとおり、歯の歯根を支える骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。
歯周病は日本人の3人に1人が患っている病気で、子供の頃によく罹患する虫歯と異なり、大人になってから罹患する人が多いのが特徴です。
歯周病により歯を支える土台の骨が少なくなり、綺麗に並んでいた歯並びが崩れる事になってしまいます。成人矯正を受診される患者さまの中には、歯周病により歯並びが悪くなり矯正治療を受診される方も多くいらっしゃいます。
成長するにつれて悪くなる歯並びをどのように予防するかというと、定期的に歯医者さんで歯科検診を受診することが大切になります。
歯周病を初期の段階で処置できれば、歯を支える土台を崩さず歯並びがきれいな方は、生涯きれいな歯並びをキープすることができます。
しかしやっかいなのが、歯周病は初期段階では自覚症状がほとんでなく進行してしまう病気なので、初期段階の歯周病に自分自身で気づき、歯医者さんを受診するという判断が非常に困難になります。
そこで必要になってくるのが歯科検診での歯周病チェックです。
歯科検診では、ほとんどの場合は歯周病チェックを実施しています。歯科検診を受診すると歯のクリーニングなどと合わせて、歯周病チェックを受ける事ができます。
歯周病チェックの方法を簡単にご説明すると、プローブと呼ばれる専用の細い器具を歯と歯茎の間に差し込んで、歯周ポケットの深さを測っていくというものです。
歯周ポケットが深ければ深いほど歯周病が進行しているとされ、歯茎からの出血がないか、膿が出ていないかもチェックし、歯に力をかけた時に歯がぐらついていないかも確認します。
歯周病検査を受診することで、自分自身が歯周病に罹患しているか、歯周病になっていた場合、進行度はどのような状態かを知る事ができます。
食べ残しや磨き残しが歯垢になり歯石になります。
歯垢(プラーク)は食後4~8時間ほどで作られ、歯垢から歯石になるまでは48~72時間、2~3日と言われています。
この歯周病のサイクルから、歯科検診は3ヶ月に一度の頻度で受診する事がお勧めです。
過去に歯周病に罹患した経験がある人や、被せ物や詰め物をしている人は、頻度を短くしても良いと思います。
子供のころから歯並びがきれいで、自分には矯正治療は無縁と思っている方も、成長と共に歯並びが変化するという事を認識しておくことが大切です。
綺麗な歯並びの方は、その歯並びを維持するために、歯周病のチェックを歯科検診で受診する事が、歯並びの悪化防止には必要になります。もちろん、歯を綺麗に維持するための歯のクリーニングも口腔内全体のケアとして必要不可欠です。
せっかくの綺麗な歯並びを歯周病のために失ってしまい、大人になってから矯正治療が必要になるのは残念です。費用も時間もかかってしまうので、歯並びを悪化させない予防という意識を持つことが大切です。
当院では、定期的な歯科検診の受診が可能です。もちろん歯周病のチェックも実施しています。最近、歯並びが崩れてきて心配…という方は、お気軽にご相談ください。
神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘