こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。
お子さまの矯正治療を検討されている親御さまの中には、『インビザライン』というマウスピース型矯正装置を使用したメリットの多い矯正法をご存じの方も多いのではないでしょうか?インビザラインは透明で目立ちにくく、ご自身で取り外しが可能、矯正治療中の虫歯への罹患リスクも軽減できるなど、患者さまにメリットの多い矯正治療法です。
最近ではインターネットやSNSで注目され、矯正治療を検討される方で、インビザラインをファーストチョイスに考える人が増えています。
そんなインビザラインでの矯正治療を、子供の矯正治療(小児矯正)にも適用できるのはご存じでしょうか?
今回の記事では、子供の矯正治療に適用可能なマウスピース型矯正装置『インビザラインファースト』について解説させて頂きます。
学校に通っているお子さまで、口を開けた時に「矯正装置が周りに見えて恥ずかしい…」と、お子さまの矯正治療を躊躇されている親御さまにはお勧めできる小児矯正法になります。
小児矯正をご検討されている方で、患者さまにメリットの多い『インビザラインファースト』は、多感な時期のお子さまの矯正治療にお勧めできます。
小児矯正で使用するインビザラインファーストは、大人の矯正治療で使用するインビザラインと同じく、『透明で目立ちにくい』『ご自身で取り外し可能』『通院回数が減らせる』といったメリットが多数あり、矯正治療中に装置の見た目が心配な方や、子供の虫歯が心配という方におすすめです。
患者さま毎にカスタマイズされた、透明で薄いマウスピースを1日に20時間以上装着し、定期的に交換していく事で、歯列の拡大を行いながら理想の形に歯が並ぶように、顎の成長を利用しながら矯正治療を行います。
全世界から集められた様々な症例データをもとに、患者さま個々に最良なオーダーメイドのマウスピースを作成します。
薄く透明なマウスピース型矯正装置のため、いつも通りに話したり、笑ったりしても周囲に矯正装置が気づかれる心配はほとんどありません。
矯正治療中であっても、口元を気にせず笑顔を見せることができます。「友達にからかわれないかが心配…」など矯正治療中の装置の見た目に抵抗がある方も選びやすい矯正装置です。
インビザラインファーストはご自身で取り外す事が可能で、歯磨きの時やお食事の際は取り外して頂けます。
今まで通りの効果的な歯みがきが可能です。
矯正治療中でも、普段の歯磨きができるので、虫歯リスクが高まる矯正治療中でも虫歯への罹患リスクを最小限に抑える事ができます。
インビザラインファーストは、「歯列の大きさを広げる工程」と「歯並びをキレイに整える工程」を同時に行うことができるのが特徴です。
従来の小児矯正では分けて行っていたことを、インビザラインファーストでは同時並行で行うことができるため、歯を動かす期間の大幅な短縮が期待でき、定期的な通院は1.5~2ヶ月毎と少なめです。
インビザラインファーストは「遠心移動」という難しい歯の移動が可能なため、従来の矯正装置より歯が移動する際に大きなスペースを作ることができる可能性が高まります。
これにより、永久歯の生えるスペースを十分確保でき、抜歯せずに綺麗な歯並びに改善できる可能性が高まります。
これは、成長期に始める小児矯正の最大のメリットでもあります。
インビザラインファーストは治療期間が短期間に設定されており、乳歯と永久歯の生え変わりが終了するまでの長期的な管理が難しいという弱点があります。
ですので、従来のプレオルソや床矯正などを必要に応じて併用するケースもあります。
また、取り外しがご自身でできる事はメリットであるものの、しっかり決められた時間の装着を怠ると、理想的な結果に繋がらないという面もあります。親御さまが、しっかりと管理してあげる必要があります。
インビザラインファーストのデメリットもしっかりと把握したうえで、矯正装置を選択する事が大切です。
インビザラインファーストは、現状の歯並びや顎の成長状態によっては適さない場合もありますので、まずはお子さまが『インビザラインファースト』で理想の歯並び、将来的に歯並びで困らない口腔内に改善できるか、相談にお越しください。
大切なのはインビザラインファーストのメリットだけでなくデメリットもしっかり理解し、そのうえで、ご希望の矯正装置を矯正医に伝える事です。
不明点などはしっかりと矯正医に質問し、判断するようにしましょう。
当院では、お子さまや親御さまのライフスタイルに寄り添った矯正方法をご提案させて頂きます。
患者さまのお悩みに真摯に向き合い、一緒に理想的で将来トラブルで困らない綺麗な歯並びの口腔内を目指しましょう。
神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘