歯を白くするホワイトニング後に飲食で気を付ける事とは？

2023年4月12日
矯正歯科ブログ

こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長釜口です。

手軽に歯を白くすることができ、本来の美しい笑顔を取り戻す『ホワイトニング』。
若い人を中心に人気のホワイトニングですが、実際に施術しようと思った際に気になるのが、ホワイトニング後の飲食だと思います。

せっかくホワイトニングで歯を白く改善したのに、ホワイトニング施術後の飲食で、歯に汚れや着色、黄ばみが付着してしまったらとても残念です。

今回は、ホワイトニングをご検討中の方は必見の、ホワイトニング着後に気をつけた方が良い食べ物・飲み物をご紹介させて頂きます。
少しでも長くホワイトニング効果を持続させたいのは皆様の共通認識だと思われますので、この記事を最後まで読んでいただき、正しい知識を持って、ホワイトニングを実施して頂ければと思います。

ホワイトニング直後でも、もちろん飲食を控える必要はありません。
ただ、ホワイトニング効果を持続させるために、色素の強い食べ物・飲み物はしばらく控えて頂くことをお勧めしています。

オフィスホワイトニング（歯医者で行うホワイトニング）では約48時間、ホームホワイトニング（ご自宅でのホワイトニング）であれば約1～2時間の間は、色素の強い食べ物や飲み物を控えるようにしょう。

また、食事の後に歯を磨く習慣を身に付ける事も大変お勧めです。
歯を磨く事が難しい場合は、うがいをするだけでも、ホワイトニング効果の持続に貢献します。

ホワイトニング後に色素の強い食べ物や飲み物を控えた方が良い理由は、ホワイトニング直後の歯は、普段の歯より着色、黄ばみや汚れがつきやすい状態になっているからです。

ホワイトニングでは、歯の表面にあるエナメル質を保護する役割をもつ皮膜（ペリクル）を取り除きます。
ですので、ホワイトニング直後は歯に着色がつきやすい状態になり、着色の強い食べ物や飲み物をこの状態で摂取すると、すぐ歯の着色や黄ばみに繋がり、せっかくのホワイトニングの成果が出ない結果になります。

歯のエナメル質を保護する皮膜（ペリクル）は、ホワイトニング後12～48時間で再生すると言われていますので、少なくともその間は摂取する飲食物に注意しましょう。

基本的に着色が強い食べ物は控えましょう。
着色が強い食べ物で代表的なものは、カレーやトマトソース、味噌や醤油、チョコレートなどがあげられます。

また、イソフラボンが含まれる豆腐や納豆、酸性であるレモン、マスタード、わさびなどにも注意が必要です。イソフラボンもポリフェノールの一つで、歯を黄ばませてしまう原因になります。

酸性の強い食べ物は、ホワイトニング効果を妨げるのではなく、歯のエナメル質を保護する皮膜（ペリクル）がはがれている状態で、刺激の強い食べ物を摂取すると、歯がしみたり、痛みを感じてしまう事がある事から、控えた方が良いでしょう。

飲み物の場合、ポリフェノールやタンニンが含まれている飲み物に気を付けましょう。
ポリフェノールやタンニンは着色や黄ばみの原因になります。

ポリフェノールが含まれる飲み物は、赤ワインやブドウジュース、ココアなどが代表的なもので含まれています。
ポリフェノールは歯の着色や黄ばみになりやすい成分なので、ホワイトニング直後は摂取することを控えるのがお勧めです。

タンニンが含まれる飲み物には、コーヒーや紅茶、ウーロン茶や緑茶などがあげられます。
タンニンは前述したとおり、ポリフェノールの一つで、渋みが強い飲み物に多く含まれています。

こちらは、普段口にする機会の多い飲み物ですが、着色汚れの原因になるので、ホワイトニング直後の摂取は控える方が良いでしょう。

基本的に上記にあげた飲食物を控える事が、ホワイトニング効果を持続させるためにお勧めなのですが、ではどのような食べ物・飲み物を摂取するのが良いのでしょうか？

目安としましてあげられるのが、白い飲食物や色の薄い飲食物です。
食べ物であれば白米やトースト、魚料理や、塩味の焼き鳥、ヨーグルトやチーズなどです。
飲み物なら一番は水で牛乳もお勧めです。

お酒が好きな方は、赤ワインでなく白ワイン、日本酒や焼酎などを摂取するようにしましょう。
喫煙されている方は、歯の黄ばみの原因になるので、ホワイトニング直後は控える方が良いでしょう。

ホワイトニングを施術したのなら、できるだけ白い歯をキープしたいものです。
今回の記事で紹介した控えた方が良い飲食物を参考にしてみて下さい。

ただし、ストイックになりすぎる必要はありません。
ご自身の可能な範囲でやるようにお勧めします。

ホワイトニングをご検討している方に、ホワイトニング効果を長く持続するための豆知識として、覚えておいた方が良いかと思われる知識のご紹介でした。
ホワイトニングをご検討されている方には、当院でも分かりやすくご説明させて頂きますので、お気軽にご来院ください。

神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師　釜口尚弘