こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。
子供のころには歯並びに問題がない人でも、大人になってから歯並びが悪くなるといったケースはよくあります。
鏡を見ると、昔に比べ前歯が出ているような気がする…と感じる方も多いのではないでしょうか?
実は、歯並びは大人になっても変化する事があります。
永久歯が生えそろった時点で綺麗に並んでいても、大人になってから、年月を重ねる事で、様々な原因で歯並びが悪くなることがあります。
今回は、大人になってから歯並びが変化する原因と、歯並びを綺麗に保つための方法を解説させて頂きます。
最近、歯並びが変化してきたように感じる方は参考にしてみてください。
大人になってから歯並びが悪くなってきたと感じるケースで多いのは『前歯』です。
いわゆる『出っ歯』という症状で、昔に比べ、前歯が出てきたと感じる方が多い傾向にあります。
出っ歯は遺伝的要因で起こるケースが多いと思われますが、実は永久歯が生え揃ってからの生活習慣や舌癖など後天的な原因で発症するケースもあります。
例えば指しゃぶりや爪を噛む癖、楽器の演奏で前歯が変化することもあります。
ご自身では意識しない舌癖も原因になります。
上下の歯で舌を挟んだり、舌で歯を押したりする舌癖は前歯の歯並びを変化させる要因になります。
成人の3人に1人は罹患していると言われる歯周病。
日々のブラッシングでの磨き残しや歯垢・歯石による細菌の増殖で、歯茎の中にある歯槽骨が溶けるお口のやっかいな病気です。
歯槽骨が溶ける事で、噛み合わせに変化が起こり、歯並びを悪くする原因になります。
口呼吸を頻繁に行う人も、お口の中が乾燥した状態になりやすく、歯周病になりやすいと言われています。
歯周病は自覚症状なく進行するケースが多く、気づいた時には歯並びが悪化していたり、歯を抜歯しないといけない状態になっている事が珍しくありません。
定期的に歯医者で検診を受診して、早期発見・早期治療を心がけましょう。
就寝時に無意識に歯ぎしりをしている方も注意が必要です。
これを放置していると日常的に強い力が歯に加わり、歯がすり減ったり、歯が割れたりする事があります。
これは噛み合わせを変化させるのにも十分な力が加わってしまいます。
歯ぎしりで前歯が変化する原因は、下顎前歯部の咬耗です。
下顎の前歯がすり減ることで、噛み合わせが深くなり、前歯が出ているように感じます。
就寝中の歯ぎしりはご自身で気づくのは難しく、同居するご家族などの指摘によって発覚するケースがほとんどです。
前歯が出ているように感じる場合、就寝中の歯ぎしりを疑うのもひとつです。
歯ぎしりは歯医者でオーダーメイドのマウスピースを作成し、就寝中に装着する事で、歯の咬耗を防ぐ方法があります。
親知らずは永久歯が生え揃ってしばらくした後に生えてくるケースが多く、日本人は特に顎の奥行きが狭く、親知らずがまっすぐ生えずに、斜めや横を向いて生えてくるケースが多いです。
狭い範囲に親知らずが生えてこようとし、歯を押すことで噛み合わせが変わるケースもあります。
そのまま放置すると、日常的に噛んだりする行為で歯が押されて、歯並びが変化してしまうケースもあります。
虫歯や歯周病で歯を失ってしまった箇所を放置していると、歯並びも変化していきます。
歯は空いたスペースを埋めようと自然に動いてしまうため、まっすぐ生えていた歯が傾斜することがあります。
歯の治療を途中で中断したり、詰め物や被せ物が取れた状態を放置していると歯並びに悪い影響が出てしまいます。
ご自身の判断で治療を中断せずに、歯科医師の指示のもと、しっかり治療を終わらせるようにしましょう。
子供のころから歯並びで悩んだことがない方も、大人になってからも歯並びは様々な原因で変化していきます。歯並びが悪くなるという事は、虫歯や歯周病にも罹患しやすい口腔内環境が形成され、将来に健康な歯を残すのが難しくなります。
歯並びを悪くする原因を知ることで、歯並びの変化を予防し、健康な歯を将来に残すための歯科検診や虫歯・歯周病治療、親知らずの抜歯や矯正治療を受診しましょう。
歯並びが昔に比べて悪くなっている、前歯が出てきたような気がするなどのお悩みがございましたら、お気軽に当院へご相談ください。
歯並びが変化する原因を検査し、適切な治療方法をご提案させて頂きます。
矯正治療が気になるという方も、初回無料相談を実施していますので、お悩みや不明点をお聞かせください。
分かりやすく丁寧にご説明させて頂きます。
神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘