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こんにちは。
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院の院長 釜口です。

 

インターネット広告やSNSでよく「費用を抑えてマウスピース矯正ができる!」という、いわゆるローコストマウスピースの記事や広告を拝見された事がある方も多いかと思います。

 

費用を抑えてマウスピース矯正がスタートできるのであれば、そちらを選択する方も多いかと思います。
しかし、ローコストマウスピースの特徴や特性をしっかりと理解していない方が矯正治療を開始し、理想の歯並びにならなかったと再治療にご来院されるケースもあります。

 

今回はローコストマウスピースで有名な「キレイライン」と、マウスピース矯正の代表格でもある「インビザライン」を比較して、どのような違いがあるのか解説したいと思います。

 

ローコストとは言われていますが、数万~数十万円の費用がかかり、その結果、理想の歯並びに至らないというのはとても残念なことです。
ご自身の歯並びの状態と、それぞれのマウスピースの特徴をしっかり理解し、時には矯正歯科を実施している歯科医院で相談し、後悔のない矯正治療を選択することがとても大切です。

 

ローコストマウスピースとインビザラインの違い

 

キレイラインとインビザラインの違い

まず、キレイラインとインビザラインは両方、透明なマウスピース型矯正装置を使用して歯並びを改善するという点においては同じです。
透明で目立ちにくい、取り外しができるなどのメリットも同じです。

 

キレイラインについて

キレイラインは主に前歯部の不正歯列を矯正するマウスピースで、目につきやすい上下6本ずつの前歯12本を重点的に動かす矯正治療です。
どちらかといえば歯並びの見た目重視の軽度な不正歯列を改善するのに適しています。
そのため、奥歯までを含んだ矯正や、抜歯を伴うような中度~重度の歯並び改善には向いていません。

 

患者さま自身がマウスピース(アライナー)の枚数を指定することができます。
1枚あたり2~4万円ほどで、使用する枚数によって全体の総額が決まるといった料金体系です。

 

歯並びの後戻りを防ぐための、保定期間に装着する保定装置の代金は含んでいませんので、保定期間が必要な場合は追加料金になります。

 

インビザラインについて

インビザラインはアメリカの「アライン・テクノロジー社」が作製するマウスピース型矯正装置で、矯正治療は歯科医師の治療計画に基づいて行われます。
全世界で1000万人以上の治療症例があり、歴史と症例が豊富なのが特徴です。

 

インビザラインは歯科医師が患者さまの歯列の状態を検査・診断し、適切なアライナーの枚数を決めます。
過去の症例や経験、知識から、患者さまの理想の歯並びを手に入れるために必要な枚数や期間を導き出し、治療計画を作成していきます。

 

インビザラインは軽度な前歯部の不正歯列はもちろん、奥歯までを含んだ噛み合わせを考慮した矯正治療、中度~重度の不正咬合の方でも治療でき、キレイラインに比べ適用症例が広い矯正方法です。
受け口、歯のガタガタ(叢生)など重度な方でも対応可能です。

 

光学スキャナーなど最新デジタル技術を駆使して作製されるマウスピースは再現性が高く、仕上がりにバラつきが出ることもありません。

 

当院を例にお話しすると、インビザラインにはフル・モデレート・ライトといった3つのプランがあり、患者さまの歯列の症状に合わせて最適なプランをご提案します。
軽度~重度までプランによって対応が可能です。

 

インビザラインの費用はキレイラインと同じく、アライナーの枚数によって異なりますが、1枚あたりの費用でなく、プランで設定されている枚数によって40~80万円ほどに設定されています。
この費用には医院での診断・検査料も含まれています。

 

治療期間の違い

キレイラインは患者さまがアライナーの枚数を指定するので、軽度で枚数が少ない場合、治療期間は短くなります。
おおよそ5カ月~1年3カ月ほどが目安になります。

 

インビザラインの場合、フルやモデレートのプランの場合、1年から2年半ほどの治療期間がかかり、ライトではキレイラインと同じく数カ月~1年ほどで治療が完了します。

 

歯並びの状態や、どの程度まで歯並びを改善したいのかというご要望は人それぞれ違うため、治療期間には個人差もあります。

 

どちらを選んだら良いの?

ざっくりとではありますが、ローコストマウスピースとインビザラインの違いを解説させていただきましたが、結局どちらを選んだら良いの?と思われる方が多いと思います。

 

私個人の意見を申し上げると、ローコストマウスピースは確かに費用面で魅力はありますが、患者さま主体の矯正治療になり、結局、理想の歯並びにならず、または後戻りが起こったりし、インビザラインで再治療を行うケースも経験しました。

 

そのことから、あくまでもローコストマウスピースでの歯列矯正は、見た目重視の軽度な歯列矯正には向いているが、奥歯からの噛み合わせであったり、抜歯を伴うような中度~重度の歯列矯正、噛み合わせまで考慮した半永久的な歯並びの改善にはインビザラインに分があると考えています。

 

インビザラインは、顔のバランスも考慮して総合的に歯の移動を行い、理想的な歯並びになることを希望される方に適した選択肢です。
キレイラインは短期間で前歯の凸凹をある程度改善することを希望していて、輪郭など大きな変化は求めないような方に適した装置だと思います。

 

ローコストマウスピースとインビザラインどちらが正しくてどちらが間違っているということではなく、患者さまが矯正治療に何を求めるかによって適用は異なると思います。

 

まとめ

矯正治療は基本的に一生に一度の治療と考えます。

 

患者さまが矯正治療のゴールをどこに設定するかは、矯正治療後の人生を左右する上でとても大切な事です。
ただ、単純に安いからという理由でローコストマウスピースで矯正治療を開始するのは危険だと思います。

 

しっかりとご自身の症状を理解し、理想の歯並びをイメージして、最終的にご自身に最適な方法で矯正治療をスタートするのが理想です。

 

ご自身の歯並びがローコストマウスピースでも改善可能なのか、インビザラインのどのプランが適しているのか、まずは歯科医師に相談することをお勧めします。
当院では矯正無料相談も実施していますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 
 

神戸三宮の矯正歯科・審美歯科
アルデブランデンタルクリニック神戸三宮院
歯科医師 釜口尚弘

 
 
 

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