- 開口
開口とは?
奥歯で咬みこんだ時に、前歯にスペースがみられる状態です。
開咬は、前歯で食べ物を咬み切ることができないばかりでなく、聞きとりにくい不明瞭な発音となってしまうなどの問題があります。
原因について
- 指しゃぶりなど幼少期の悪習癖による事もありますが、元々前歯で物を咬み切る事が出来ず、舌を使って噛む習慣がさらに悪化を招く場合もあります。食物を飲み込むときに、舌を前歯の隙間に入れないと飲み込めないので何度も前歯部の隙間に入れる悪循環になります。また咬む位置が不安定になりやすいので、顎関節に症状が出やすくなります。
治療法
- 前歯の挺出(歯の先端方向への移動)と奥歯の圧下(歯の歯茎方向への移動)を行う事によって改善していきます。
症例紹介
- 開口/オープンバイト(20代女性 治療期間1年1カ月)
- 前歯で物が噛み切れないとの事でご来院されました。なるべく目立たない装置での治療をご希望されたので、インビザライン(マウスピース矯正)にて治療を行いました。インビザラインはその装置の特性として、奥歯を圧下(歯茎方向に沈める移動)させる事を得意としております。奥歯の圧下を行い前歯の挺出を抑える事によって後戻りが少なくなるように治療計画を立てております。開咬の原因は舌を前に出す事が原因となる事があるので、治療の期間中に舌を正しい位置に置くトレーニングも非常に大事です。
- 治療前
- 治療後
装置名 | インビザライン(マウスピース矯正) |
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抜歯非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 1年1カ月 |
費用 | インビザラインフル70万円+TAX 再印象(5千円+TAX)×1回 顎間ゴム500円×数個 |
リスク副作用 | 装置装着による違和感、歯の移動時の痛み、歯根吸収など。詳しくはこちらをご参照ください。 |