- 受け口・反対咬合
受け口・反対咬合とは?
下の前歯が上の前歯に対して前にある状態の事を言います。
会話や食事の際に、正しいあごの動きができにくく、滑舌が悪くなったり、食事の際に少しクチャクチャと音を立てながら食べてしまいやすくなります。また接触状態が悪いため、前歯や奥歯に負担のかかりやすいかみ合わせです。
原因について
- 遺伝によるものや、顎の成長期や生え変わりの時期における癖が原因として考えられます。上下の顎のバランスが合わないケースは遺伝的要因が強く、歯の生え方のみが原因の受け口には生え変わり時期の癖が関係している事が多くあります。
治療法
- 顎の前後的な位置関係を改善して治療する方法や、歯を抜いたスペースを用いて下の歯を内側に入れる方法があります。上下の前後的な位置のズレが大きい場合は矯正治療だけでなく外科的な方法を併用する事もあります。
症例紹介
- 反対咬合/叢生(20代女性 治療期間1年4カ月)
- 前歯の反対の咬み合わせと歯のがたつきを治したいとの事でご来院されました。分析を行った所、骨格的なズレはそれほどなく、歯の傾きが原因の歯性反対咬合だったため比較的短期間で治療を完了する事が出来ました。歯のがたつきを改善するために、親知らずを抜歯しそのスペースを利用する事によって親知らず以外の抜歯は行わずに治療が出来ました。口元の印象が変わり大変喜ばれていました。
- 治療前
- 治療後
装置名 | インビザラインフル(インビザラインコンプリヘンシブ) |
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抜歯非抜歯 | 親知らず3本抜歯 |
治療期間 | 1年4カ月 |
費用 | インビザラインフル70万円+TAX 再印象(5千円+TAX)×1回 顎間ゴム500円×数個 |
リスク副作用 | 装置装着による違和感、歯の移動時の痛み、歯根吸収など。詳しくはこちらをご参照ください。 |