- すきっ歯・空隙歯列
すきっ歯・空隙歯列とは?
歯と歯の間にスペースがある事を言います。
特に、前歯の真ん中に隙間がある場合は正中離開といいます。見た目にコンプレックスを持つ事も多く、隙間から息が漏れるため発音に影響が出る場合もあります。食べかすも詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクにもなります。
原因について
- 歯のサイズと顎のサイズの不調和で生じる事が多いです。顎に対して歯が小さい場合や歯に対して顎が大きい場合に歯と歯の間に隙間ができてしまいます。また、生まれつき永久歯の本数が少ない場合(欠損歯)や歯の大きさが正常な大きさよりも小さい場合(矮小歯)のために隙間ができてしまうケースもあります。虫歯や歯周病で歯を失ってしまった結果、前歯に隙間ができてしまうケースなどもあります。
治療法
- ワイヤー矯正やマウスピース矯正による矯正治療や、オールセラミッククラウンやラミネートべニアといった歯に被せ物をする方法や、ダイレクトボンディング(歯に直接接着性のレジンを盛る方法)などがあります。
症例紹介
- すきっ歯/空隙歯列・正中離開(20代女性 治療期間1年2カ月)
- 前歯のすき間が気になるという事でご来院されました。主訴であるすき間があるだけでなく、かみ合わせが深い(過蓋咬合)症状がありました。目立たない装置での治療と上のみの治療をご希望されたので、インビザラインライト(マウスピース矯正)(マウスピースの枚数は14枚)にて治療を行いました。かみ合わせを改善するために、インビザラインにバイトランプと呼ばれる機能を付与して改善をしています。フル矯正だと下顎の叢生の改善ともう少し過蓋咬合も改善出来たと思われます。
- 治療前
- 治療後
装置名 | インビザライン(マウスピース矯正) |
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抜歯非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 1年2カ月 |
費用 | インビザラインライト(上のみ) 35万円+TAX 再印象(3万円+TAX)×1回 |
リスク副作用 | 装置装着による違和感、歯の移動時の痛み、歯根吸収など。詳しくはこちらをご参照ください。 |